1年前のリノベーション見学会にご家族でお越しいただいたS様ご夫婦。
「うちも似た間取りで、築年数も同じくらい。老朽化した設備と共に
住みやすい家にリノベーションしたい」とご意見を頂きました。
担当者と何度も打ち合わせを重ねるうちに、ご夫婦の住まいへの不満や希望が
数多く出てきました。
「杖が必要な母のために住みながら工事をしたい」
「隙間風が酷く、家の中も暗い」
「他社リフォームで家のあちこちにできた段差をこれを機に解消したい」
「設備・建具・壁紙などのデザインにもこだわりたい」
「孫が来るのを楽しみにしてくれるような空間にしたい」
小さいものから大きなものまで、お二人のやりとりから聞こえた“すまいへの期待”を
ひとつひとつかたちにしました。
【プランニングのポイント】
リノベーション前はキッチンとリビングは同空間であるものの
その境界に天井まである幅約900㎜の壁がありました。
空間を明るく広く見せるため壁を取り払うことを考えましたが、
強度の面から柱のみ残し、クロスで仕上げました。
遊びに来るお孫さんたちの様子も見ながら作業ができるよう、キッチンも対面化。
各所に物があふれてしまっていたため、天井高の玄関収納、階段下収納や
ウォークインクローゼットなど、収納面にこだわってプランニングしました。
トイレは手洗い器を前方へ取り付けて、お孫さんでも洗いやすく。
お風呂や廊下は手すりを取付け、お母様も移動しやすく。
以前の床増し張りのリフォームによって各所にあった段差もすべて解消し、
家族みんなにやさしい、明るく温かみのある住まいが完成しました。